「徒然Weed」〜魚鳥木店主Doramaruの雑文〜

Doramaruです。音楽家で料理人。King Of Flip'23優勝しました!!

フライデーチャイナタウン

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     散歩中に泰葉のフライデーチャイナタウンが聴きたくなった。音源は所有していないのだが、昨今、YouTubeで検索すれば大概の楽曲は聴くことができる。(「昨今」とかいうと頭良さそうにみえない?あ、見えない。あっそう。)帰宅して早速Apple社製のスマートフォンSONYのコンポにBluetoothで接続してYouTubeで「フライデーチャイナタウン」で検索しようと思ったのだが、ふと考えて、「泰葉 アルバム」で検索した。

      先日友人とシングルレコード盤について、アナログだとダウンロードと違って強制的にB面が付いてきて、そのB面がまたいい曲だったりするよねー、的な話しで盛り上がった。雑誌とかも同様で、欲しい情報をネットで検索すると欲しい情報がピンポイントで手に入って便利ではあるのだが、欲しい情報が載ってる雑誌を買うと、大量の余計な、必要としてない情報もたくさん載っていて、必要ない情報とはいえ雑誌は買っちゃってるからもったいないので必要ない情報にも目を通す。そうする事で知らず知らず見識が広まっていたりするので、必要ではなくても無駄ではないし、そういったノイジーな雑多な情報こそが文化というモノの本質なのではないだろうか。


    そんな事が頭をよぎったので泰葉のアルバムを聴く。アルバムを通して聞いてみると知らない曲ばかりだったが中々の名曲揃いで、クラブでも映えそうな良質なシティポップ作品だ。ちょっとジャンルの幅が広すぎて、後半節操ないかなーとも思ったりもしたが、アルバムは楽曲集という側面もあるのだろうが、全体を通して一つのストーリーになっているべきと私は思うので、そういった観点から言うと素晴らしいアルバムだ。アルバム全体のストーリーの中にあるフライデーチャイナタウンは、単体で聞いていた時とはだいぶ趣が違う感じがして、やはりアルバム通して聴いて良かったなあと思った。


  情報を自由に取捨選択できてグーグル先生やYahoo!アホ袋に聞けばなんでもわかっちゃう時代。効率化された時代だからこそ無駄を楽しんでいきたいですね。あと俺は一応仮にも自称でもミュージシャンなんだからYouTubeで済まさずにちゃんと音源買えって話ですよね、わかります。