秋刀魚を頂く

暑過ぎるせいだろうか、魚鳥木の来客数が土曜日0、日曜日3、月曜日0、となかなかのスコアだったので、朝食に余ったサンマを頂く。レンコンはお通し、お新香も余り物。料理屋をやる以上ロスが出るのは仕方がないのだが食材を無駄にする事は料理人としてなるべくしたくないので、最終的には自分で頂くのだが新メニューや実験的料理に挑戦する事が多い。
先日余ったサンマとレンコンのきんぴらで「サンマカレー」を実験的に作ってみた。ワタの苦みを活かして醤油と味醂で甘辛系の味付け、山椒を効かせて仕上げにすだちを絞って酸味で彩る。スパイスカレーは油彩でありアンビエントテクノでもある。商品化を考えているが豊漁とはいえ大量の秋刀魚を使うとなるとなかなかのお値段になってしまいそうだ。
美味しいモノは思い付くのだがコストやロスの可能性、オペレーションをいかにコンパクトにおさめるか等等、お店で料理を提供するとなると考えなければならない事が多い。もう少しシンプルに料理を提供できる環境になるように研鑽を重ねていきたいと思う。
サンマ美味しい。
アルバム絶賛配信中。
Doramaruアルバム1曲目【セレンディピティ】自分で解説
一曲目 【セレンディピティ feat.Syun Matsuzawa & YOZEF-ZEFFY-ZEFFO】
とりあえずこの曲が今回のアルバム制作のキッカケって感じの曲です。
わたしは静岡県沼津市で妻と二人で居酒屋(魚鳥木っていう店です)を営んでおります。とある月曜日、店にサングラスにドゥーラグでお髭を生やしたどこからどう見てもラップしてそうな方がいらっしゃいまして、料理をつまみながらビール片手にノリノリでその日のBGMだった90s Hiphopを聴いてくれてました。もうホントどこからどうみてもラッパーだし、なんなら海外育ちオーラがめちゃめちゃ出てましたね。その30分後くらいに、アフロを帽子に詰め込んだどこからどう見てもレゲエが好きそうな方もカップルでいらっしゃいまして、その方たちもうちの名物のカレーを食べながら音楽を聴いてくれてました。
うちのカミさんがドゥーラグのあんちゃんに「なにか音楽とかやってらっしゃいます?」と尋ねると「いえ、特に」と絶対ウソやろという返しだったのですが、私がじつはMPCプレイヤーで昨年MPCの大会で優勝したんですよ、なんて話をすると、「ということは熊井五郎さんと近い距離にいらっしゃる?」と聞かれたので、SONOMIちゃんも古い付き合いだし、限りなく近いところにいるはずなんだけど、まだお会いしたこと無いんですよ〜、なんて話からドゥーラグ氏は以前熊井氏にトラックを作ってもらってアルバムを出したことがあるという話をはじめた。
アーティスト名を尋ねると、なぜか秘密ですとの事で本名の山田とだけ名乗った。山田氏は仕事で行った沼津のOld Bus(友達のところです)というところでウチを紹介されて立ち寄ってみたとの事。
アフロのあんちゃん(Shun Matsuzawa)は浜松から辻堂へ帰る途中でうちに立ち寄ってくれたようで、山田とMPCの話をしていたのを聞いて、「シンガーをやってるんだけどMPCを買おうかSP-404を買おうか悩んでる」との事だったので、本格的な制作とかするのでなく、ライブの際のオケ+αみたいな感じだったらSP-404がいいんじゃないかなー、MPCは使いこなせるまでムズいし大変よ、なんて話をして盛り上がった。(AKAIさん、すいません)
ドゥーラグ山田氏が「最近セレンディピティというものを大事にしている」みたいな話から、セレンディピティ(必然的偶然)とは、みたいな話の流れから、この3人で音楽作りませんかなんて話になって意気投合。連絡先を交換しあって、沼津辻堂松本というバラバラの三ヶ所に住むミュージシャンたちで楽曲制作をする事になりました。
ちょっと照れくさいですが、運命的な何かは感じちゃいましたよね〜w
いまやリモートも当たり前の時代ですから、まず私が大まかなトラックを作って、それを山田氏&Shun君になげてShun君がメロディを家でRecして返してくれてそれを編集して、山田氏は沼津でRecしたいとの事だったので、また魚鳥木まできてもらって店のカウンターにコンデンサーマイク置いてRecして、編集してギター入れて、みたいな感じで、だいたい3ヶ月くらいでできたのかな。そんな感じで出来た曲でございます。
自分が作ったトラックにShun君が歌を乗せてくれたのを聞いた時はマジで感動しましたね。「あ、こんないい曲に進化しちゃうんだ!」と思いました、手前味噌ですが。ひさしく音楽制作を一人で行ってきたので、人と曲作るのって楽しいなと思いました。リリックにうちの店名の「魚、鳥、木」も折り込んでくれたり、「前世ではBrother」とか言ってくれて、エモすぎてすこし涙を浮かべてしまいました。
山田、あ、そろそろYosefでいいか、Yosefのラップもそこらの素人とは違う何かを感じちゃいますよね。子供の頃からグローバルなLIFEを過ごしてきたようで、日本語英語が違和感なく混在した素敵なラップだと思いました。
3人とも互いに住んでる場所も遠いし、普通に出会う事などなかったであろう人たちなんだけど、私の店で偶然出会って、色々お話し出来て、その流れで新しい音楽が生まれて、ってなんかいろいろ素敵でまさに必然的偶然「セレンディピティ」を感じる一曲です。
コミュニケーションが苦手で、音楽や料理を介せばなんとか人と話したり交流できる自分なんですが、その音楽や料理でこうやっていろんな人と繋がれてなんだか幸せです。
みなさんぜひ聞いてください。いつかライブでも披露したいです。
あ、あとねえ、Shun君のリリックの中に最初は「出会っちまった Doramaru山田」ってきれいに踏んでる部分があったんだけど、山田がアーティスト名を後になってから明かすもんだから、「Doramaru Yosef」に書きなおさざるを得なかったんだよ。せっかくいい感じに踏んでたのに。まあでもそれもまた良し。
店主Doramaru 1stアルバム配信リリース!
おめでとう!おれ!
BAKUさん主催のKAIKOOレーベルより、わたくしDoramaru初のアルバムをリリースさせて頂きました。以下レーベルより☟
沼津より全国へと音楽愛を放つ職人・Doramaru(ドラマル)による渾身の1st Album『DORAMARU』をKAIKOOより、8/9(土)リリース
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沼津より全国へと音楽愛を放つ職人・Doramaru(ドラマル)による渾身の1st Album。
前作のEP "NUMAZU BREAKS"を2022年にKAIKOOより発表後、MPCバトル「KING OF FLIP 2023」ではチャンピオンの座を獲得。日々の制作風景やプレイをUPし続けTikTokのフォロワーは1.7万人を超すなど着実に活動の場を広げてきたDoramaruが遂に1st Albumを完成。
Shun Matsuzawa、YOZEFをfeatに迎え今までにはなかったPOPなテイストの"セレンディピティ"、ここ数年でさらにUpしたGuitarのスキルも垣間見えるRonnie Jordanをも彷彿させる "ブランチビーツ"、自らのTALK BOXでHOOKを彩るラッパーNONKEYを客演に迎えた"宇多川キッド"、盟友 丸省が参加した坂本龍一ばりのピアノアレンジの"酔っ払って眠る"など
今作に詰められたオリジナリティに誰もがDoramaruの才能を無視できなくなるだろう。
Doramaru 『DORAMARU』配信リンク
https://linkco.re/P7s04x0m
Doramaru「DORAMARU」
01.セレンディピティ feat.Shun Matsuzawa & YOZEF-ZEFFY-ZEFFO
02.松戸パッションジュース
03.ブランチビーツ
04.宇田川キッドfeat.NONKEY
05.せせらぎの路
06.リトリガー
07.酔っ払って眠るfeat.丸省(始発前)
08.月と富士
ぜひ聴いてください!!
雑記【令和6年3月10日】
魚鳥木の土曜日の営業時間を昼12:00~19:00にしてみた。なかなか実験的かつ攻めた試みではあるが、音楽活動の方も考えると自分としては理想的な労働時間だ。皆さんも土日は昼から呑んじゃって夕方フラフラして夜はお家でネトフリみたいな感じの過ごし方、いかがでしょうか?
最近
居酒屋(カレー屋?)やりながら音楽活動をしている。以前は音楽活動といってもたまーに製作の仕事を頂くのと、自分で企画したライブや呼んでもらったライブに時々でるくらいだったので全然両立出来たのだが、昨年夏にMPCの大会で優勝してから、まあまあの規模のお仕事をちょいちょい頂けるようになってきた。とは言え音楽一本で生計が成り立つ訳ではないので今まで通り店もやっていかなければならない。どっちかを手を抜いてというわけにもいかず、二足のわらじLIFEもなかなか難しい。
日本一!

7/9に渋谷で「King Of Flip」というパッドサンプラーを生演奏するプレイヤーの全国大会が行われまして、わたくしDoramaru、なんと優勝いたしました!生まれてこのかた何かで優勝したことなんてなかったのでめちゃめちゃ嬉しいです!全国大会ですからね、日本一って事ですよ!日本一!といえば不知火舞のケツに心ときめかせた時代もありましたね。ケツですよ!あえて!あえての!

まあ不知火舞のケツはさておき私が優勝したこの大会、「KING OF FLIP」について説明いたしますと、↓
「KING OF FLIP」は 日本最高峰のビートライブバトルです。 全国から予選を勝ち上がった16名が集結
MPCやサンプラーでシーケンス(再生ボタン)を使わずに生演奏で優勝者を決めます
日本国内のみならず世界中からこの戦いに注目が集まっています
という大会です。パッドサンプラーを叩いて演奏してお客さんをもりあげよう、よりもりあげたヤツの勝ち、みたいな感じです。

昨年が第一回大会で昨年も出場したのですが、昨年はおしくも準決勝で敗退してしまいましたので、今年こそはといろいろネタを考えて臨みました。
優勝目指して頑張るぞ!と公言してたものの、まあそれはみんな言うじゃないですか、ふつうに。まさかほんとに優勝してしまうとは思いませんでした。
と言うわけで次の記事からはそんな大会の模様を一回戦から順に解説していきたいと思いますのでここから連載という形になる予定です。是非是非読んでいただければ幸いです。
続く