「徒然Weed」〜魚鳥木店主Doramaruの雑文〜

Doramaruです。音楽家で料理人。King Of Flip'23優勝しました!!

【自作】憧れのスリングショット【DIY】

中1の頃だったろうか、自由が丘のおもちゃ屋マミーで、親に内緒で高級パチンコ(スリングショット)ファルコンを購入し、隠し持っていた。わりとすぐにバレて親に没収されてしまった。その時やけに怒られたのだが、親父は中途半端に組み立てて試射しようとしたら部品が外れて顔に当たったという事を後に知る。八つ当たりも甚だしい。

ずっとスリングショットに興味はあったものの都内ではなかなか近くに遊ぶ場所もないので買う事もなく、その存在をすっかり忘れていた。

沼津に暮らし始めてだいぶ経ったある日、ネットサーフィンを洒落込んでいるとAmazonで超高性能スリングショットが売っているではないか。最新式はレーザーサイトが付いてたり矢が撃てたりとんでもない進化を遂げていた。

沼津では近場に河川敷や海岸もあってスリングショットで的当てして遊ぶ場所には事欠かない。これは何とか手に入れたいと思ったのだが、細々と暮らしている個人事業主には高額なおもちゃである。100円ショップで子供用パチンコがあるのでは、と覗きに来たが40のオッサンが遊ぶモノとしてはさすがに物足りない。どうしたものかとダイソー店内をウロついていると園芸用品コーナーに五本爪の熊手があった。

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これを元にソコソコのスリングショットが製作できるのでは無いだろうか。

早速購入して帰宅し、Youtubeで自作しているひとはいないかと探してみると、いくつかの動画にたどり着いた。

どうやら必要な物は

・アメゴム(平ゴムかチューブ)

・弾受け(革が理想的)

・タイラップ(ゴムを固定)

これだけあれば何とかなりそうだ。

手順としては

・五本爪熊手の真ん中三本を糸ノコで切り落とす

・残った爪の先端を丸く削る(ゴムが切れるのを防ぐ為)

・ゴムと弾受けを取り付ける

これで完成するはず。

 

何とか糸ノコで真ん中三本を切り落とした。切りっぱなしでは触ると危険なので軽くヤスリで面取りしておく。爪の先端もヤスリで削り、ゴムを差し込んでタイラップで固定。

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ゴムの長さを左右対象になるように気をつけながら弾受けを取り付ける。これもゴムを通したあと折り曲げてタイラップで固定した。

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とりあえず形になったので、酒のつまみの"いかり豆"を夜の河川に向かって試射してみたが、夜なのでなにも見えなかった。当たり前だ。明日明るくなってからまたやってみよう。

部屋に戻ると一発試射しただけなのに弾受けの革が破れてしまっていた。

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革が薄すぎた様だ。

使ってないベルトがあったので、そちらの革を使うことにする。

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ボタンはただの飾りです。

朝食に梅干しを食べたので、その種を手に再び河川へ。しっかりとゴムを引き発射すると2〜30mは飛んだだろうか。これはなかなか楽しい。

これからスリングショット遊びを始めるに際して弾丸選びがある。通販で金属玉、9mmのBB弾、粘土玉、自然に還るタイプのBB弾などあるのだが、youtubeでみつけたスリングショットおじさんは大豆を使っていた。コスパや入手の手軽さを考えると大豆は素晴らしい。地球にもやさしいし、殺傷能力も、ほぼ無いだろう。鬼は出て行くし、福は来る。当面は大豆をつかう方向で決定です。近日中に空き缶撃って遊んでみます。

あけおめ

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あけましておめでとうございます。本年も何卒よろしくお願い申し上げたてまつりまする。2016年12月にオープンしました魚鳥木も何とか潰れずに一年持ちこたえました。みなさまのおかげでございます。本当にありがとうございます。2018年の目標は、そうですねぇ、何かなぁ。作曲を頑張る、スリングショットを買う、釣りを始める、ヤフオク(ギターを売ったり)を頑張る、ラブライブの単行本をそろえる、下田で泳ぐ、アシパン系の連中を沼津に召喚(パーティ開催)、音楽活動、グラセフオンライン、運動する、あと自転車のハンドルもまた変えたいなぁ、やりたい事はエンドレス。財布の中身はプライスレス(意味不明)。目標じゃなくて欲望でしたね。

今年もよろしくお願いいたします!!!          魚鳥木

Steinberger synapse DEMON

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欲しいエフェクター(boss ME-80)があったので、手持ちの楽器機材を売って軍資金にしようと思いマイスタジオの楽器機材軍から卒業メンバーを選別。6~7年前にSteinberger Demonというバリトンギターを購入したものの、ほとんど使ってなかったのでおさらばしようと楽器屋へ持って行き査定してもらう。査定のため店員さんがDemonをアンプに繋いで鳴らしている。あー、久々に聴いたらわりと音良いなあ、なんか売るの勿体無くなっちゃったなー、レアなヤツだしなー、中古も全然出回ってないしなー、売るのやめようかなー、なんて想いを巡らせていると査定額は一万五千円とのこと。よし!売るのやめた!
というわけで、SteinbergerのDemonさんは帰宅。013という極太の弦を外して綺麗に掃除して009の普通の弦に張り替えて弾いてみた。特殊なネックなので結構太いな。ストラップ長めにして低く持つと指の短い自分には少々てこずるな。Demonさんはちょっと変わった子でピエゾピックアップ付きなんです。んで普通のピックアップとピエゾとをブレンドするつまみがついてます。バランサーって言うのかな。ピエゾにするとボディがベニヤ板のペラッペラのアコギみたいなスカスカでジャリジャリな素晴らしいサウンド(褒め言葉)を奏でてくれます。あとバリトンギターなので、基本ドロップDでチューニングするのですが、私はジーンズを腰履きすると極端に下げたり、ボンタン履くなら異様に太いのを履いたり車高を下げるならセブンスターを横にしても入らないくらいにするのに憧れる、極端を好むタイプなのでドロップDなんて生ぬるいチューニングはしません。ドロップBです。もうね、弦ダルダル、ピエゾでジャリジャリ。チョーキングすると何音上がるんだってな具合で、飛び道具として最高のギターです。形も殺戮兵器感があって素晴らしい。とうぶん大切に使おうと思います。いつ使うんだかわかんないけど。エフェクターは頑張ってお金貯めて買おう!あと部屋をかたづけよう!今年もあと少し、おうちや職場を綺麗にして新年を迎えましょう。

カツ煮

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カツ煮というのはカツ丼の上に乗っかっている部分の事である。サックリとクリスピィに仕上がったポークカツレツをあろう事か煮汁に浸した上に溶き卵をぶっかけて気持ち程度にジャパニーズハーブの三つ葉を散らす。そこにはファビュラスな夢の味覚と食感の世界が広がる桃源郷のおかず、カツ煮。
以前から酒のアテには最高であろうとは思っていたのだが、パン粉の衣を付けて、揚げて、煮て、卵でとじる、という過程に面倒を感じてメニューに入れてなかったのだが、ふと気まぐれに、どうせ売れ残るから自分のオカズにしようと思いメニューに「とんかつ」と書いておいたのを白隠正宗蔵元高嶋氏がめざとく発見し、「これ、とじれます?」なんて一言から、カツ煮は当店のスペシャリテの座を獲得したのであった。
美味しんぼ4巻「食卓の広がり」で大金持ちなのに偏食家の真山氏に奥様がカツ丼を作るのだが、肉の厚さについて山岡が言及していて「肉の旨味と衣の旨味が調和するのは5ミリが限度」と言う。この作品は極論が多いがこの意見には私も同意する。カツ煮の肉は薄くて良い。生姜焼き用くらいがちょうど良いのではないだろうか。衣は出汁を吸って欲しいのでやや厚めにつける。出汁の味は人それぞれの好みになるが、甘すぎず辛すぎず適度なバランスを保ちたい。そして重要なのは出汁の量で、ここで大きく趣味がわかれる。汁に浸っているくらいが良いのか、カツと卵が汁を吸ってしまい汁気があまり無い方が良いのか。魚鳥木的には後者を選択している。肉じゃがも汁なし系なので、これは私の傾向であろう。ちなみにご飯に乗せる、つまりカツ丼の場合は気持ち汁気を多めにするようにしている。ご飯にも甘辛い汁を伝えてあげたい親心である。そして最後に投入する溶き卵も半熟程度で仕上げたい。
理想は完成した状態でも多少のクリスピィ感を残したいところだが、ここが一番加減の難しいところである。あまり早すぎると卵が生すぎるし、煮すぎるとクリスピィは失われてしまう。カツの周辺に流れ込んだ溶き卵の具合と対峙している時の自分は、パットメセニーの「Have you heard」のソロをとっている時と同じくらい真剣だ。綴りあってるかな?
そして最後に親子鍋から皿に移すまでがカツ煮である。ここで崩れてしまっては何もかもが台無しだ。盛り付けの失敗したカツ煮はもう三角コーナーの内容物にしか見えなくなってしまう。色々と繊細な食べ物なので、最後まで気を抜かずに行きたい。
そんな当店のスペシャリテ「カツ煮」。サッポロラガーa.k.a.赤星とのマリアージュを是非ご堪能下さい。国産生レモンサワーもオススメですぞ。

 

P.S. カツ煮のカッコいい略称を付けたいのだが、「K22」か「KT2」で悩んでます。

Ableton Live 9 Lite

 作曲したり楽器を録音したりするのに主にPropellerhead社のREASONというソフトを愛用している。高校生の時に兄の持ってたYAMAHA QY300で打ち込みを覚えて、二十歳の頃にAKAI MPC2000を購入しサンプリングの楽しさを知り、その後CubaseDAWにハマり、のちにREASONに出会う。初めはおもちゃみたいなソフト(propellerheadの303,808,909のソフト版「ReBirth」の豪華版みたいな感じでリリースされたような記憶がある、当初録音機能は付いてなかった)だったのだが着実に進化という名の迷走(録音機能を別アプリで賄ったり、その後結局統合したり)し続けて、今年のアップデートでとうとうVSTに対応(2017年だぞ?)するという、今更感はんぱねぇ&侠気あるREASONユーザーには全くもって必要ない(Rack Extentionすら買わないで、デフォルトの機能のみで使うのが侠気あるREASONユーザーです)進化をとげた、私の大好きなREASON。まだVST対応前のバージョン8.3を使っている。

 

 自分一人で最後まで楽曲制作するのであれば好きなソフトを使っていれば良いのだが(レイハラカミ先生みたいにEZ Vision使い続けたり)、誰かと共同作業で制作をするとなると、やはり万人が使っているソフトが必要になる。最近のトラックメーカーやDJの多くがつかっているソフトとなると、やはりAbleton Liveだろう。以前触らせてもらったが自由度がスゴすぎて衝撃的だった。CubaseやSonerやパフォーマーなどの代表的なソフトとは全然違う、新しい何かだった。デザインもかっこいいし。

 

 思い切って乗り換えるという選択肢もあったのだろうが、ソフト自体けっこう高額であるし、生音関係が欲しい人なのでVST音源も買わなきゃならないし、そうなると10万円コースの買い物になってしまうので、やはり愛着あるREASONを当分メインで使うことになりそうだ。

 

 だが最近マイメンと共同で楽曲制作をゆるりと始めたのでどうしてもAbletonが必要になったので、なんとか一番金をかけずに手に入れる方法を探してみた。

検索するといろいろ出てきてAbleton Live Liteというかなり機能制限されたバージョンが楽器や機材のオマケでついてきたりするとのこと。じゃあ一番やすいMIDIキーボードとか買えばオマケでLive Liteのライセンスをゲットできるではないか。

 

 

 

せっかくだから今一番欲しい機材でLiveがバンドルされてるヤツを探せばいいんじゃないだろうか。

と、かんがえて色々欲しい機材とAbleton live バンドルとかで探していたら、こんな記事が。

www.h-style.net

あれ、おれ、これ、持ってんじゃん。割引セールの時に、このアプリ買ったじゃん。

 

ということで、お金をかけずにAbleton Live 9 lite を入手することができました。

次回はこのAbletonの使い方を、とここまで文章を書いたところで、このブログは居酒屋のブログである事を思い出したので、次回はAbletonの使い方ではなく「かつ煮」について語ろうとおもいます。

プロフィール

  自己アピールがどうにも苦手だ。自分の事を良く言うのが気恥ずかしい。しかし自営で飲食店を経営しているのだから自分の店の素晴らしいところをPRしていかねばならないし、いつの日かNHK今日の料理に講師として出演するという野望を叶える為にはカッコいいプロフィールも用意しておかねばならない。
  料理研究家の方々のプロフィールを参考に自分に当てはめてみようか。

 

  料理研究家 佐々木優
1977年 目黒区自由が丘 和食割烹「とり正」の次男として生まれる
20代の頃からとり正の調理場で下働きをしながら独自の視点で料理の研究を始める
30代半ばで旅で訪れた沼津の食材に惚れて移住を決意 沼津では誰もが知る有名カフェ「ブルーウォーター」で西洋料理を学ぶ
その後自身の料理経験をアウトプットする場として沼津の隠れ家的スポットに「めし処 魚鳥木」をオープン 店の運営と料理の研究に邁進する日々を送っている

と、まあ、こんな感じだろうか。

 

     うわー、はづかし〜!何コレ⁉︎何?「独自の視点」とか。「とり正の調理場で下働き」って実家で皿洗いして小遣い貰ってただけじゃん!沼津来て和食屋に勤めたら板長怖くてバックれてタイミング良く人探してたブルーウォーター入っただけなのにね!「西洋料理を学ぶ」とか言っちゃってね!そもそも実家が和食割烹ってなんだよ!居酒屋じゃねぇか!何カッコつけてんだって。「料理経験をアウトプット」ってなんだよ!無駄に英語使いやがって!出来るものしか作れませんって言やあいいだろが!
うわ〜、ムズいわ〜。自己アピールムズいわ〜。ムズいってか恥ずいわ〜。でもどうなんすかね?こんくらいカッコつけて大袈裟に書いちゃっていいのかしら。まあ多少大げさなプロフィール書いたって誰かにご迷惑かけるわけでもないし、いいのかな、うん。きっとみんなそうしているに違いない、うん。この方向で考えてみようと思います。
  でも「料理研究家」って肩書きはどうも自分にはしっくりこない気がする。料理勉強家はもう居るしなー、料理人?料理家?そんなカッコよくないしなー。なんかちょっと、うすらダサい感じの肩書きが欲しいんだよなー。次回はわたくしの肩書きを考えてみましょう。

営業時間

f:id:doramaru108skills:20170809223507j:image  毎度、魚鳥木です。少し微妙に何となく営業時間が変わりました。ちょっと遅くまでお待ちしております。今日は録画しておいたラブライブサンシャイン第4話を見ながら淡麗グリーンでもやろうかしら。 

おじさんになったせいか、まだ世界に入り込めてないせいか、ラブライブを見ていて若い女性の声優さんの声が多少似通って聞こえるようになってしまった。久しぶりにアニメをしっかり見るからだろうか。そう言えば銀魂の銀さんと高杉も少し似ているように感じる。アイドルや若い女優さんも見間違えたりするし(妻に指摘されるまで有村架純高畑充希の区別がいまいちついていなかった)、これはもう完全に老化現象なのであろうか。「最近の若い子は見分けがつかないねぇ」なんて親世代がのたまっているのを馬鹿にしていたが、とうとう自分もそちら側に足を突っ込んでしまったようだ。もともとそんなに好んではいなかった所為もあるだろうが、シューゲイザー系は軒並み区別がつかない。

  いや、しかし興味のあるヒップホップアーティストやテクノアーティストに関してであれば見分けも聞き分けもそこそこついているし、一般的にはトラップと一括りにされてしまう音楽も色んなアーティストを好んで聴いている。

  となればこれは老化などでは決してなく、興味の強弱の問題になってくる。興味があれば日本酒の原料の米の品種もわかるようになれるだろうし、ギターの音聞いてピックアップの種類もわかるようになる。そうか!まだ老いてない!まだイケる!ちゃんとラブライブサンシャイン見てれば転んだりした時の「キャッ」って声だけで誰だかわかるようになる!はず!こんな俺でも輝ける!

  なんでも年齢の所為にしてはいけないな。ところでツマミは何にしようかしら。